どうもこんにちは。睡眠時間が全くなく死ぬほど忙しかった土日を終えてようやく楽になれました。
今回は王滝森林鉄道の続きになります。
入山橋梁から先、約2キロの区間は線路のあった王滝川左岸には道路がなく、入山橋梁のすぐそばにある三尾発電所と、それに隣接する三岳村総合グラウンドを過ぎてしまえば、集落がある小島にあった小島停留場まではエスケープは一切できません。
しかし、その区間には橋梁3本、隧道5本、小島という停車場がありそこから王滝川の中州にあった土場への側線がありました。
2キロという区間でこれだけ濃厚な遺構が現存している部分を行かないわけにはいきません。
が、入山橋梁からすぐ先の三尾発電所横の廃線跡。階段で登れる手軽っぷりの割には藪がすさまじいことに。まぁ冬なので行こうと思えば行けるのですが、時間がかかる区間にさらに時間を費やしてまでも完全歩破にこだわるつもりは全くないです。
なので完全にエスケープ路が無くなる三岳村総合グラウンドの脇から廃線路盤まで直登し、そこから2キロ先の小島停留場までを辿ることにしました。
![イメージ 1]()
こちらが上ってきた部分。標高差はだいたい15メートルと言ったところでしょうか。ここを下りるのは怖いですが上るのならひょいひょい上れます。
入山橋梁のほうを向いて撮影していますが藪地獄ですね。夏場は大変でしょう。
実際のところはここまで視界が悪いわけではないです。
![イメージ 2]()
なお上った場所には碍子が落ちていました。
何も触れずにそのまま置いておきましたが何か書かれていたかもしれませんな。
![イメージ 3]()
ちょっと先に進んで藪がなくなってきたところ。
これからところどころで藪があるところとないところが交互に現れます。
少し広くなっていますが複線で桟橋があったのか単線だったのかはよくわかりません。
![イメージ 4]()
しばらく進むと一本目の橋が見えてきます。
ここまで大体10分程度でしょうか。距離にしては数百メートルも進んでないはずなのですが、藪のせいで歩くスピードは凄く遅くなっています。
上ってきた場所はグラウンドの入り口ですが実はグラウンドの端っこまでも行ってないんですね。真横にグラウンド見えますから……。
![イメージ 5]()
木の間から失敬して……。
こちらが「沢渡沢橋梁」です。ガーター橋で、まだ枕木が乗ったままです。
![イメージ 6]()
橋を渡る前に側面から。建設された当初は木橋だったらしく、川の中央に台座が今も残っています。
また石積みだったものをガーターを乗せた時にコンクリートで固めたみたいですね。
![イメージ 7]()
橋を渡った先がこちら。
枕木が乗ったままの廃橋なんて初めて渡りました。バランスを崩さないようにガーターの上だけ踏むようにして渡りましたが平均台の上に障害物があるような感じでしょうか。このくらいのガーターならまだすんなり渡れますね。怖さもさほど感じません。
![イメージ 8]()
その先には再び藪が。藪と言うよりはもう木でしょうか?自然に還っているという感じがします。そりゃあ人なんて僕たちみたいなマニアしか歩きませんからね……。
![イメージ 9]()
切り立った崖が見えてきました。凄いところを通っていたんですな。
写真ではかなり見えにくいですが、実はもう奴が見えています。
![イメージ 10]()
にしても凄い風景ですね。こんな場所を鉄道が通っていた風景を想像できないです。
この辺りに「沢渡沢上桟橋」という木製の桟橋があったそうですが、老朽化で撤去されて普通の道床になっているとか?
探してみましたがよくわからずでした。
![イメージ 11]()
そしてこの先に奴があります。
![イメージ 12]()
こちらが「第4号隧道」。第3号とは違ってアーチがコンクリになっています。
事前に調べておいた情報では隧道の入り口にかかるほど崩れてはいなかったのですが、着実に時は流れているようですね。
![イメージ 13]()
木製の落石覆いがあったようですが、ことごとく破壊されています。
石垣も合わせて破壊されたようですな。しばらくしたらあのレールも落ちてくるんじゃないかな……。
![イメージ 14]()
第4号隧道はかなり短いです。延長25m、微妙に左にカーブしています。
![イメージ 15]()
出口からは次の第5号隧道も見えてしまっています。
手前は崩れてしまっていますが進む分には全然問題なさそうです。
![イメージ 16]()
してこちらが第4号隧道の王滝側。こちらは抗門の装飾なしで素直なコンクリートポータルです。
![イメージ 17]()
4号と5号の間にはこんな小さい水路が存在していましたが、機能してなさそうです。
![イメージ 18]()
こちらが「第五号隧道」。延長34.5m、両脇にコンクリの柱が付けられていますが何なんでしょうか。直線なので出口も良く見え、その先の嫌な風景まで丸見えですね……。
![イメージ 19]()
出口からの風景がこちら。なかなか嫌な斜面ですね。右側へ落ちればこのまま王滝川までまっさかさまです。
崩れてる部分では手を付く場所がほとんどないので少し高巻きして進みます。
![イメージ 20]()
尾根になっている部分で少し安定したので振りかえって第5号隧道を撮影。
こちら側の写真はこれだけになりました。
![イメージ 21]()
突破すると再び枯れ藪が復活してきます。
この辺りには「大崩桟橋」というこれまた木造の桟橋があったそうですがこちらも痕跡なしです。
続きはその3へ
今回は王滝森林鉄道の続きになります。
入山橋梁から先、約2キロの区間は線路のあった王滝川左岸には道路がなく、入山橋梁のすぐそばにある三尾発電所と、それに隣接する三岳村総合グラウンドを過ぎてしまえば、集落がある小島にあった小島停留場まではエスケープは一切できません。
しかし、その区間には橋梁3本、隧道5本、小島という停車場がありそこから王滝川の中州にあった土場への側線がありました。
2キロという区間でこれだけ濃厚な遺構が現存している部分を行かないわけにはいきません。
が、入山橋梁からすぐ先の三尾発電所横の廃線跡。階段で登れる手軽っぷりの割には藪がすさまじいことに。まぁ冬なので行こうと思えば行けるのですが、時間がかかる区間にさらに時間を費やしてまでも完全歩破にこだわるつもりは全くないです。
なので完全にエスケープ路が無くなる三岳村総合グラウンドの脇から廃線路盤まで直登し、そこから2キロ先の小島停留場までを辿ることにしました。
こちらが上ってきた部分。標高差はだいたい15メートルと言ったところでしょうか。ここを下りるのは怖いですが上るのならひょいひょい上れます。
入山橋梁のほうを向いて撮影していますが藪地獄ですね。夏場は大変でしょう。
実際のところはここまで視界が悪いわけではないです。
なお上った場所には碍子が落ちていました。
何も触れずにそのまま置いておきましたが何か書かれていたかもしれませんな。
ちょっと先に進んで藪がなくなってきたところ。
これからところどころで藪があるところとないところが交互に現れます。
少し広くなっていますが複線で桟橋があったのか単線だったのかはよくわかりません。
しばらく進むと一本目の橋が見えてきます。
ここまで大体10分程度でしょうか。距離にしては数百メートルも進んでないはずなのですが、藪のせいで歩くスピードは凄く遅くなっています。
上ってきた場所はグラウンドの入り口ですが実はグラウンドの端っこまでも行ってないんですね。真横にグラウンド見えますから……。
木の間から失敬して……。
こちらが「沢渡沢橋梁」です。ガーター橋で、まだ枕木が乗ったままです。
橋を渡る前に側面から。建設された当初は木橋だったらしく、川の中央に台座が今も残っています。
また石積みだったものをガーターを乗せた時にコンクリートで固めたみたいですね。
橋を渡った先がこちら。
枕木が乗ったままの廃橋なんて初めて渡りました。バランスを崩さないようにガーターの上だけ踏むようにして渡りましたが平均台の上に障害物があるような感じでしょうか。このくらいのガーターならまだすんなり渡れますね。怖さもさほど感じません。
その先には再び藪が。藪と言うよりはもう木でしょうか?自然に還っているという感じがします。そりゃあ人なんて僕たちみたいなマニアしか歩きませんからね……。
切り立った崖が見えてきました。凄いところを通っていたんですな。
写真ではかなり見えにくいですが、実はもう奴が見えています。
にしても凄い風景ですね。こんな場所を鉄道が通っていた風景を想像できないです。
この辺りに「沢渡沢上桟橋」という木製の桟橋があったそうですが、老朽化で撤去されて普通の道床になっているとか?
探してみましたがよくわからずでした。
そしてこの先に奴があります。
こちらが「第4号隧道」。第3号とは違ってアーチがコンクリになっています。
事前に調べておいた情報では隧道の入り口にかかるほど崩れてはいなかったのですが、着実に時は流れているようですね。
木製の落石覆いがあったようですが、ことごとく破壊されています。
石垣も合わせて破壊されたようですな。しばらくしたらあのレールも落ちてくるんじゃないかな……。
第4号隧道はかなり短いです。延長25m、微妙に左にカーブしています。
出口からは次の第5号隧道も見えてしまっています。
手前は崩れてしまっていますが進む分には全然問題なさそうです。
してこちらが第4号隧道の王滝側。こちらは抗門の装飾なしで素直なコンクリートポータルです。
4号と5号の間にはこんな小さい水路が存在していましたが、機能してなさそうです。
こちらが「第五号隧道」。延長34.5m、両脇にコンクリの柱が付けられていますが何なんでしょうか。直線なので出口も良く見え、その先の嫌な風景まで丸見えですね……。
出口からの風景がこちら。なかなか嫌な斜面ですね。右側へ落ちればこのまま王滝川までまっさかさまです。
崩れてる部分では手を付く場所がほとんどないので少し高巻きして進みます。
尾根になっている部分で少し安定したので振りかえって第5号隧道を撮影。
こちら側の写真はこれだけになりました。
突破すると再び枯れ藪が復活してきます。
この辺りには「大崩桟橋」というこれまた木造の桟橋があったそうですがこちらも痕跡なしです。
続きはその3へ