滋賀県米原市・滋賀県彦根市。
この2つの町を分断する山があります。
名前を佐和山(さわやま)といいます。現在も3本の現役隧道がこの山を貫いています。
その3本とは、佐和山隧道(国道8号線)・佐和山歩道トンネル(国道8号線歩道)・佐和山隧道(近江鉄道)の3つの隧道です。
今回のレポはそのどれでもない別の佐和山隧道です。
それは旧・佐和山隧道(国道8号線旧道)。
そしてプラスアルファでちょっとだけご紹介するのはこの佐和山に隣接する山にあるもう一つの廃隧道。
名前を仏生山トンネル(東海道本線旧線)といいます。
今回は2本立てでご覧下さい。
![イメージ 1]()
まずは旧佐和山隧道から。
場所は佐和山隧道(現役)の彦根側手前から分岐する旧道。
奥に一軒屋がありますが、人は住んでいないようです。
![イメージ 2]()
一軒屋を過ぎるとすぐに藪になります。
しかし同志の方が誰か来ているのか、獣道が出来ていました。
![イメージ 3]()
夏場は激藪になり入ることすら嫌になるであろう草むら。近付くとやはり獣道が出来ています。
11月と言えど、ここに入るのは流石に気が引けます…が突入(笑)
![イメージ 4]()
入ってみると、ぬかるみの部分だけ草が生えていません。
楽して通ればいいが汚れて帰れというものなのでしょうか、長靴をはいてきて正解でした。
![イメージ 5]()
この先には廃車体ゾーン。4両ほどあったと思いますが既に藪に取り込まれ、苔蒸してボロボロ。車に疎い私には車種すらもわかりません。
ここを抜けると…
![イメージ 6]()
見えてくる姿がある…
![イメージ 7]()
ドン!!!
これこそが、旧佐和山隧道。
煉瓦造りの立派な道路隧道です。
![イメージ 8]()
反対側抗門は埋没しており、洞内は水没。さらに入口すぐのところにアーチに亀裂が走っています。
![イメージ 9]()
もっと引いて撮りたいところだけれど、引くと草が入るので。かといってこれ以上広角には出来ないので妥協。
とても立派な煉瓦造りのこの隧道、竣工は1924年(大正13年)、総延長230m、そのすべてが煉瓦巻きされています。
どうやら奥にいけばいくほど水位は低くなり、やがて初期のコンクリートによる路面が現れるそうですが、ウェーダーのない私には内部には行けず。
佐和山隧道、一見の価値ありです。
そしてもう1本。
現在も日本の物流を支えていると言っても過言ではない、東海道本線の旧線としてこの場所に隧道を構えています。
名前は仏生山(むしやま)トンネルといいます。
こちらは現役路線のすぐそばにあるので列車からも見ることが出来ますが「ほんの一瞬」です。
何度もあの場所を通り、何度も見ているはずの光景でこんなものがあるなんて知らなかったくらいです。
米原側はJRの線路を横断する必要があるのですが、線路の横断は大変危険ですので隧道をくぐる必要があります。
![イメージ 10]()
旧線跡はこちら。今は工事現場と化しています。
ちなみに背後は下水処理場になっています。
初めに言っておきますと、私はこの隧道に入っていません。
![イメージ 11]()
だってこれだけしか隧道見れなかったもの!!!
写真中央、草の間から隧道の上部が見えると思います。
これが仏生山トンネル。単線用のトンネルが2つ並ぶ2連隧道です。
見えてるのになぜ入らなかったの?藪にも入れない腰抜け野郎なの?という文句はドシドシ受け付けます(笑)
しかしこれ、立ち位置が盛り土であるということが危険なところ。
つまり隧道よりも高いところから見下ろしているのです。
かなり急な傾斜で、しかも草で覆われているので入ったら最後出られないという事態が起きかねませんので…。
今回は自重しておきました。また草のなくなった冬に…という間に冬になっていました。行けるかな…。
本命は佐和山隧道、仏生山トンネルはこんなものがあるよ!という紹介程度に掲載しておきます。
(完結)
この2つの町を分断する山があります。
名前を佐和山(さわやま)といいます。現在も3本の現役隧道がこの山を貫いています。
その3本とは、佐和山隧道(国道8号線)・佐和山歩道トンネル(国道8号線歩道)・佐和山隧道(近江鉄道)の3つの隧道です。
今回のレポはそのどれでもない別の佐和山隧道です。
それは旧・佐和山隧道(国道8号線旧道)。
そしてプラスアルファでちょっとだけご紹介するのはこの佐和山に隣接する山にあるもう一つの廃隧道。
名前を仏生山トンネル(東海道本線旧線)といいます。
今回は2本立てでご覧下さい。
まずは旧佐和山隧道から。
場所は佐和山隧道(現役)の彦根側手前から分岐する旧道。
奥に一軒屋がありますが、人は住んでいないようです。
一軒屋を過ぎるとすぐに藪になります。
しかし同志の方が誰か来ているのか、獣道が出来ていました。
夏場は激藪になり入ることすら嫌になるであろう草むら。近付くとやはり獣道が出来ています。
11月と言えど、ここに入るのは流石に気が引けます…が突入(笑)
入ってみると、ぬかるみの部分だけ草が生えていません。
楽して通ればいいが汚れて帰れというものなのでしょうか、長靴をはいてきて正解でした。
この先には廃車体ゾーン。4両ほどあったと思いますが既に藪に取り込まれ、苔蒸してボロボロ。車に疎い私には車種すらもわかりません。
ここを抜けると…
見えてくる姿がある…
ドン!!!
これこそが、旧佐和山隧道。
煉瓦造りの立派な道路隧道です。
反対側抗門は埋没しており、洞内は水没。さらに入口すぐのところにアーチに亀裂が走っています。
もっと引いて撮りたいところだけれど、引くと草が入るので。かといってこれ以上広角には出来ないので妥協。
とても立派な煉瓦造りのこの隧道、竣工は1924年(大正13年)、総延長230m、そのすべてが煉瓦巻きされています。
どうやら奥にいけばいくほど水位は低くなり、やがて初期のコンクリートによる路面が現れるそうですが、ウェーダーのない私には内部には行けず。
佐和山隧道、一見の価値ありです。
そしてもう1本。
現在も日本の物流を支えていると言っても過言ではない、東海道本線の旧線としてこの場所に隧道を構えています。
名前は仏生山(むしやま)トンネルといいます。
こちらは現役路線のすぐそばにあるので列車からも見ることが出来ますが「ほんの一瞬」です。
何度もあの場所を通り、何度も見ているはずの光景でこんなものがあるなんて知らなかったくらいです。
米原側はJRの線路を横断する必要があるのですが、線路の横断は大変危険ですので隧道をくぐる必要があります。
旧線跡はこちら。今は工事現場と化しています。
ちなみに背後は下水処理場になっています。
初めに言っておきますと、私はこの隧道に入っていません。
だってこれだけしか隧道見れなかったもの!!!
写真中央、草の間から隧道の上部が見えると思います。
これが仏生山トンネル。単線用のトンネルが2つ並ぶ2連隧道です。
見えてるのになぜ入らなかったの?藪にも入れない腰抜け野郎なの?という文句はドシドシ受け付けます(笑)
しかしこれ、立ち位置が盛り土であるということが危険なところ。
つまり隧道よりも高いところから見下ろしているのです。
かなり急な傾斜で、しかも草で覆われているので入ったら最後出られないという事態が起きかねませんので…。
今回は自重しておきました。また草のなくなった冬に…という間に冬になっていました。行けるかな…。
本命は佐和山隧道、仏生山トンネルはこんなものがあるよ!という紹介程度に掲載しておきます。
(完結)